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おくりびと

ちょっと近年思っていたこと。まんが原作→映画化→大ヒット御礼のながれについて。

たとえば「おくりびと」というのは、映画化前にまんが化されています。(原作は小説)
そして、この作品だけでなく「映画化前にまんがとして連載してコマーシャル」
という手法で気がついたのをまとめてみた。


タイトル  おくりびと 
作者    さそうあきら
掲載雑誌  小学館ビッグコミックスペリオール
原作    百瀬しのぶ


タイトル  感染列島
作者    柿崎正澄
掲載雑誌  小学館ビッグコミックスペリオール
原作    映画『感染列島』製作委員会


タイトル  いま、会いにゆきます
作者    高田靖彦
掲載雑誌  小学館ビッグコミックスペリオール
原作    市川拓司



タイトル  県庁の星
作者    今谷鉄柱
掲載雑誌  小学館ビッグコミックスペリオール
原作    桂望実



こうしてみると、全部スペリオールでしたね、と。小学館Big4誌のうち、スピリッツ以外は
すべて読んでいるわけですがこの手法というのは小説→映画化と比べるといったいどれだけの
効果を生んでいるのかが気になるところです。


平日のドラマというのをまじまじと見る機会があまりないですが、単にまんが原作のドラマ
というならもう吐いて捨てるほどあるわけで、TVというメディアで製作にかかわる人たちの
安直な考え方からまんが原作TVドラマというのが増えたのか、あるいはまんがというメディア
の中に優れた作品が多いゆえなのか、はたまたそれらをあわせてのことなのか。両方ともに
ありそうなシナリオではあります。


ちなみに、まんがとしては感染列島をのぞけば比較的良作品でした。もっと考察を書こうと
思ったけどまとまらないのでやめ。